パーキンソン病に対する新しいリハビリテーション

LSVT BIG(エルエスブイティー・ビッグ)プログラムを導入しました。
2025年3月より、当院では入院中の対象患者様に対し、パーキンソン病に特化したリハビリテーション「LSVT BIG」の提供を開始しました。
LSVT BIGとは?
アメリカで考案された、パーキンソン病の諸症状に対するリハビリテーションプログラムです。
動作の大きさに焦点を当て、身体機能を改善し症状進行を遅らせる可能性があります。
LSVT BIGの効果とは?
研究では、治療を受けたパーキンソン病患者の運動機能の試験成績が改善したことや、治療終了後から16週間後も効果が維持されるなどの報告があります。
歩行の歩幅、スピードの向上、バランスの改善、寝返りなど日常生活動作の改善等が期待されます。
実施方法
- 期間:4週間の入院集中プログラム
- 回数:週4回×60分(計16回)
- 対応:認定理学療法士によるマンツーマン指導
認定理学療法士
三浦 優一(みうら ゆういち)
一緒に運動して、動きやすい身体を手に入れましょう。
入院中の1日の流れ
・LSVTがない日は1日2回自主トレーニングを実施。
・LSVTがない日は外出・外泊も可能。
4週間のステップと目標
こんな方におすすめ

最近、こんなことを感じていませんか?
- 動きにくくなってきた
- 転ぶことが増えてきた
- 日常生活の動作が小さくなってきた
そんな方に、LSVT BIGがおすすめです。
介入までの流れ
01地域連携室へご相談、または外来診察の受診
まずはお気軽にご相談ください。
地域連携室の電話番号:072-657-8281
注意事項
- ・症状が安定していること(服薬の調整が出来ている事)
- ・リハビリや自主訓練に意欲的であること
- ・約1か月間の入院が可能である事

02症状の確認・服薬調整などを経て、入院日を決定
医師が状態を確認し、安心してご入院いただけるように準備します。

03入院翌日からLSVT BIGを開始
専門の療法士による1対1のリハビリがスタートします。

04退院時には、今後の定期的な入院のご相談も可能です
退院時には今後の定期的な入院の相談もさせてもらいます。
